CATERHAM NEWS

【レースレポート】CATERHAM CUP JAPAN OBERON Series Rd.1 岡山:安達准平選手がウェットの開幕戦を制す

2026年6月10日




岡山国際サーキットのグリッドに並ぶ SEVEN 170 CUP

プロローグ

今シーズンより新たにスタートした「CATERHAM CUP JAPAN」は、世界各国で開催されている「CATERHAM CHAMPIONSHIP」をモチーフに、日本市場に合わせたナンバー付きの新たなレースカテゴリーとして誕生しました。車両には SEVEN 170 をベースに、FIA 基準に適合した安全装備を施した「SEVEN 170 CUP」を使用。モータースポーツ初心者から経験豊富なドライバーまで、幅広い層の方々に本格的なレースを安心してお楽しみいただけるカテゴリーとなっています。今シーズンは東西2シリーズ体制で開催され、東日本シリーズは「PETRONAS Syntium Series」、西日本シリーズは「OBERON シリーズ」として展開。各シリーズ全3戦、計6戦が予定されており、すでに東日本「PETRONAS Syntium Series」の初戦(茨城・筑波サーキット)を消化しています。



ウェット路面の予選でコースインする SEVEN 170 CUP

予選

CATERHAM CUP JAPAN OBERON Series の初戦が行われた6月7日の岡山国際サーキット(岡山県美作市)は、梅雨前線の影響で朝から小雨が降り続く天候となりました。あいにくのウェットコンディションに緊張感が高まる中、練習走行も兼ねた30分間の予選セッションでは、エントリーする全10台が慎重にコースインしていきます。

CATERHAM CUP JAPAN で使用されるワンメイクタイヤ、ヨコハマ「ADVAN dB V553」の特性である優れたウェット性能をいかに引き出すかが重要なポイントとなり、同サーキットに習熟するレーシングドライバーの #14 HIROBON 選手が牽引する形で、#5 中里選手、#9 安達選手、#55 竹内選手らが徐々にペースアップ。ところが、コースイン3ラップ目に #5 中里選手がターン6のグラベルでスタックしてしまい、予選は一時中断となりました。



ウェットの岡山を走行する SEVEN 170 CUP

予選セッション残り15分のタイミングで再開となったものの、雨量はさらに増していき、ドライバーには慎重な操作と路面状況の見極めが求められました。そんな中、#14 HIROBON 選手が再開早々のアタックで2分19秒241のベストタイムを記録し、続く周回で #9 安達選手が2分20秒758をマーク。慎重にアタックを続けていた #37 大野選手の2分25秒467が3番時計かと思いきや、残り時間僅かのタイミングで #55 竹内選手が2分19秒887のトップに肉薄するタイムを記録し、2番手へジャンプアップしました。



水しぶきを上げて走行する SEVEN 170 CUP

これにより、CATERHAM CUP JAPAN OBERON Series 第1戦の決勝レースは、ポールポジションの #14 HIROBON 選手と2番手の #55 竹内選手がフロントロウから、3番手の #9 安達選手と4番手の #37 大野選手がセカンドロウからのスタートとなります。

予選コメント

予選1位 / #14 HIROBON 選手 / 2分19秒241

「CATERHAM SEVEN にはじめて乗りましたが、マシンの軽さとスライドコントロールが面白いですね。このウェット路面ではもちろん“雨の岡山ライン”を走行していますが、やはりブレーキングが難しいと感じました。決勝レースも慎重にいきたいと思います」

予選2位 / #55 竹内 大樹選手 / 2分19秒887

「レースも岡山国際サーキットも初体験です。予選時間内で SEVEN に慣れるために探り探りドライビングを調整していきました。一般的なクルマよりも向きが変えやすくて、ドライバーの腕しだいなところが面白いですね。決勝レースはスタート1コーナーから攻めていきますよ」

予選3位 / #9 安達 准平選手 / 2分20秒758

「レース経験はありますが岡山国際サーキットはほぼはじめてなので、コースを覚えるところからです。SEVEN は面白いのですが、ウェット路面でのブレーキコントロールが難しいですね。決勝レースは荒れると思いますから、突っ込みすぎないように気を付けてトップを狙います」

決勝

朝からの雨が降り続く中、14時30分からのフォーメーションラップを経て、スターティンググリッドに10台の SEVEN 170 CUP が整い、シグナルのブラックアウトで CATERHAM CUP JAPAN OBERON Series 第1戦の決勝レースがスタートしました。



決勝スタート、隊列を組んで進む SEVEN 170 CUP

グリップの乏しいウェット路面でのスタンディングスタートでは、ポールポジションの #14 HIROBON 選手が確実にホールショットを決め、その後方3番グリッドの #9 安達選手も好スタートで2番手に浮上。一方、予選2番手スタートだった #55 竹内選手が1コーナーで痛恨のスピンを喫し、各車の走行ラインが交錯する間に、マシントラブルで予選7位と振るわなかった #80 佐藤選手が、#8 萩野選手と #5 中里選手の間を縫い、2コーナーで先行する #37 大野選手のインを突きます。そこから #14 HIROBON 選手、#9 安達選手、#80 佐藤選手の3台による先頭グループがディスタンスを広げていく一方、4番手を争う #8 萩野選手と #5 中里選手がポジションを入れ替えながら見応えあるバトルを繰り広げました。



ポジションを争う SEVEN 170 CUP のバトル

また、スタート1コーナーで最後尾まで後退してしまった #55 竹内選手は、自力でコースに復帰すると #62 田原選手、#7 木村選手、#20 坂倉選手を1ラップごとにオーバーテイクしていきますが、6番手を走行する #37 大野選手までは届きません。



ウェットの岡山で接近戦を繰り広げる2台

こうして、8ラップの決勝レースは #14 HIROBON 選手のポール・トゥ・フィニッシュとなりましたが、同選手は賞典外のエキスパートに該当するため、CATERHAM CUP JAPAN OBERON Series 第1戦は #9 安達選手が制し、続く2位に #80 佐藤選手、3位に #5 中里選手という結果になりました。

予選から決勝まで終始ウェット状況という難しいレースとなりましたが、接触やトラブルなく全車完走を遂げられたのは、競い合いながらもライバルを思い遣るドライバーとチームのフェアな姿勢の賜物です。

決勝コメント



健闘を讃え合うドライバーたち
握手を交わすドライバーたち

決勝1位 / #9 安達 准平選手 / 2分20秒114(ベストラップ)

「先頭の HIROBON 選手(#14)をスタートから追いかけていきましたが、シフトミスなどのペースダウンで後方の佐藤選手(#80)に追いつかれそうになったので、中盤からはノーミスを意識した安定ペースに切り替えました。次戦は天候に期待したいですが、シミュレーターでたくさん練習してきます!」

決勝2位 / #80 佐藤 考洋選手 / 2分20秒479(ベストラップ)

「予選はいろいろあって振るいませんでしたが、メカニックの皆さんが決勝へ向けて調整してくれたことが好結果に繋がったと思います。SEVEN 170 はウェットでもコントローラブルで楽しく走れました。想定外だったのは、全身がずぶ濡れになったことですね。それもまた楽しみましたけれど!」

決勝3位 / #5 中里 紀夫選手 / 2分22秒850(ベストラップ)

「決勝は好スタートが切れたと思います。予選のコースアウトでみなさんにご迷惑をお掛けしたので慎重な走りに徹しました。萩野選手(#8)とのバトルではラインを外して視界を確保したことがよかったと思います。今回は納車されたばかりだったので、次はもっと SEVEN に慣れて挑みたいです」



シリーズパートナー製品
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【レースレポート】CATERHAM CUP JAPAN PETRONAS Syntium Series Rd.1 筑波:田中宏昌選手が盤石のポール・トゥ・ウィンで開幕戦を制す

2026年5月8日





筑波サーキットを走行する SEVEN 170 CUP

プロローグ

今シーズンより新たにスタートした「CATERHAM CUP JAPAN」は、世界各国で開催されている「CATERHAM CHAMPIONSHIP」をモチーフに、日本市場に合わせたナンバー付きの新たなレースカテゴリーとして誕生しました。車両には SEVEN 170 をベースに、FIA 基準に適合した安全装備を施した「SEVEN 170 CUP」を使用。モータースポーツ初心者から経験豊富なドライバーまで、幅広い層の方々に本格的なレースを安心してお楽しみいただけるカテゴリーとなっています。今シーズンは東西2シリーズ体制で開催され、東日本シリーズは「PETRONAS Syntium Series」、西日本シリーズは「OBERON シリーズ」として展開。各シリーズ全3戦、計6戦が予定されています。




CATERHAM CUP JAPAN 第1戦 エントラント集合写真

予選

CATERHAM CUP JAPAN PETRONAS Syntium Series の記念すべき初戦が、5月5日に筑波サーキットで開催されました。パドックには13台の SEVEN 170 CUP が並び、多くの来場者の注目を集めました。レースは予選と決勝を同日に行う1DAY開催となり、初開催らしい高揚感に包まれながら、シリーズ最初の戦いの幕が開きました。

当日は晴天に恵まれ、コンディションはドライ。絶好のレース日和となりました。15分間の予選セッションがスタートすると、シグナルがブルーに変わるのと同時に13台が一斉にコースインしました。

CATERHAM CUP JAPAN で使用されるタイヤは、ヨコハマタイヤの「ADVAN dB」によるワンメイクです。このタイヤの特性をいかに早く掴むかも、重要なポイントとなりました。

最初にトップタイムを記録したのは、#41 古濱選手です。1分11秒475をマークし、序盤のベンチマークを築きました。これに続いたのが #22 齊藤選手の1分12秒419で、#41 古濱選手が一歩抜け出す展開となりました。




予選走行シーン

セッション中盤に入ると、各車が続々とタイムを更新。そんななか、#73 田中選手が古濱選手に肉薄する1分11秒498をマークし、2番手へ浮上します。さらに #66 高橋 基夫選手も1分11秒912までタイムを縮め、トップ争いは11秒台へ突入。上位勢は連なるように周回を重ねながら、さらなるタイム更新を狙っていきました。

膠着状態が続くなか、セッション8周目に #73 田中選手が1分10秒960を記録。唯一の10秒台へ突入し、一気にトップへ躍り出ました。#66 高橋 基夫選手も終盤までにさらに1分11秒586までタイムアップを果たしたものの、#41 古濱選手には届かず3番手をキープしました。




予選走行シーン

一方、4番手争いも激戦となりました。#18 高橋 和也選手が1分12秒221を記録し、#98 山田選手の1分12秒412、#22 齊藤選手の1分12秒419を抑えて4番手を獲得。僅差の攻防が繰り広げられました。

セッション終盤は、各車がさらなるタイム更新を狙ってアタックを続けたものの、路面温度の上昇やタイヤのピークアウトもあり、大きな順位変動はありませんでした。

こうして迎えた CATERHAM CUP JAPAN PETRONAS Syntium Series 第1戦予選は、#73 田中選手がポールポジションを獲得。2番手に #41 古濱選手、3番手に #66 高橋 基夫選手が続く結果となりました。

予選コメント

予選1位 / #73 田中 宏昌選手 / 1分10秒960

「これまで3回乗る機会がありました。SEVEN 170 CUP の印象は、軽くそしてコーナーが速いというところです。まだクルマそしてタイヤの限界など、完全に理解はしていませんが、思っていたよりいけるのが楽しいですね。決勝へ向けてスタートを上手く決めて、逃げ切りたいですね」

予選2位 / #41 古濱 暢洋選手 / 1分11秒475

「今回初めてレースに参戦しました。サーキット走行経験はありますが、セブンでサーキットを走るのはこれが初めてです。SEVEN 170 CUP はコントローラブルで、楽しく運転することが出来ました。決勝へ向けて安全に、楽しみたいと思います。これもチームのお陰です。」

予選3位 / #66 高橋 基夫選手 / 1分11秒586

「SEVEN 170 CUP は、シャシーとエンジンパワー、そしてタイヤのバランスが絶妙なところにあって、コントロールするのが楽しいです。予選のタイムは、練習走行の時とほぼ同じでした。決勝へ向けては淡々と練習通りの走りをして、欲をかかずに予選ポジション以上の結果は狙いたいです。」

決勝

決勝レースは15周のスプリント形式で行われました。各車はパレードランを兼ねてコースインし、そのままダミーグリッドへ。スターティンググリッドには13台の SEVEN 170 CUP が並び、いよいよ記念すべき初開催レースのスタートを迎えました。

フォーメーションラップを終え、シグナルがブラックアウト。ポールポジションの #73 田中選手が絶妙なスタートを決め、ホールショットを奪取しました。1コーナーで大きな混乱もなく、15周のバトルが幕を開けます。




決勝スタートシーン

注目となったのは2位争いです。#41 古濱選手と #66 高橋 基夫選手が、1コーナーから第1ヘアピンまでサイド・バイ・サイドの激しい攻防を展開。イン側の古濱選手が2位を守るかと思われましたが、アウト側の高橋選手も一歩も引かず応戦しました。最終的にこの争いは古濱選手が制したものの、その間に6番手スタートの #22 齊藤選手が急接近。今度は高橋選手との3位争いへ発展していきます。

さらに、#98 山田選手、#25 笹尾選手、#18 高橋 和也選手もこの集団へ加わり、3位争いは5台による大接戦となりました。一方、その後方でも各所で接近戦が繰り広げられ、レース序盤から見応えのあるバトルが続きました。




5台による3位争い

トップの #73 田中選手と2位の #41 古濱選手は、それぞれ単独走行の状態へ入り、安定したペースで周回を重ねます。一方で、3位争いは周回ごとに激しさを増していきました。さらに9番手争いでも3台によるテール・トゥ・ノーズの攻防が続き、コース各所で白熱したバトルが展開されました。




レース中盤のバトル

レースが動いたのは9周目です。#22 齊藤選手が #66 高橋 基夫選手をパスすると、続いて #98 山田選手もポジションアップ。さらに10周目には #22 齊藤選手を捉え、3番手へ浮上しました。

5台による3位争いは、終始1秒以内という大接戦となりましたが、各選手とも相手へのスペースをしっかり残したクリーンなバトルを展開。観客を魅了する素晴らしい攻防となりました。このバトルはファイナルラップまで続き、最後まで目の離せない展開となりました。

トップの #73 田中選手は、後続に約7秒のリードを築きながら危なげない走りを披露。そのままポール・トゥ・ウィンでチェッカーを受け、CATERHAM CUP JAPAN 記念すべき開幕戦を制しました。2位には #41 古濱選手、3位には #98 山田選手が入りました。

レースは接触や大きなトラブルもなく、全車が安定した走りで完走。スタートからゴールまで、CATERHAM CUP JAPAN らしいクリーンかつ見応えのあるレースとなりました。

決勝コメント



決勝後のパドックの様子
決勝後の会場の様子

決勝1位 / #73 田中 宏昌選手 / 1分11秒362(ベストラップ)

「初めてのレースで、予選決勝を良い結果で終えられて嬉しいです。勝因はチームでいろいろセットを変更してもらい、それが自分の好みになったことだと思います。チームにもありがとうと伝えたいですね。次戦も頑張ります!」

決勝2位 / #41 古濱 暢洋選手 / 1分11秒558(ベストラップ)

「レースに出場するのが初めてなので、決勝のペースは未知数でした。最初の1周目はどこまでセーフティに走れるかを確認しながら走っていました。SEVEN 170 CUP は、クルマの挙動が掴みやすいので安全に楽しめるところだと思います。次戦は初の菅生なので、楽しんでいければ良いですね」

決勝3位 / #98 山田 一弘選手 / 1分12秒482(ベストラップ)

「面白かったの一言ですね! バトルが出来たし、それで3位に入賞できたのが楽しかったです。他のスポーツカーに比べると、SEVEN 170 CUP はそれほど速くはないのですが、それでもコントロールする難しさがあって、それもまた楽しめる部分だったと思います。菅生は初めてなので、練習して頑張ります!」




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